北海道ワインとしては有名で前から知っていたのですが、とても入手困難なブランドの一つです。
私は偶然こちらの友人が持っていたものを2度ほど飲んでとても気に入っていたので、その貴彦さんともお話ができるワイン会ということで二つ返事で行ってきました。 TAKUの和田さんに感謝。
蘇我貴彦さんと和田料理長とは今回の企画でかなり話し合ったそうで、周到に準備されていました。
ここのソムリエの成田さんも色々経験できていいですね。
しかし、みんな若いね〜
貴彦氏の目指すピノ・ノワールとは和の出汁とも調和し負けないものということで、早速和田氏の出汁と真っ向勝負!
私が以前、飲んでいたのはこのパセトグランで、ブルゴーニュのものにも負けないとてもしっかりしたワインです。
もっともピノ・ノワールとガメイブレンドではなく、ガメイの代わりに余市を代表するツヴァイが使われていてイメージとしてパセトグランということです。
和田さんの故郷、奥尻の近海で取れた桜鱒と奥尻の桜の塩漬け。
金華豚と奥尻の塩。 和田さんの故郷への思い入れが伝わってきます。
貴腐に感染してしまったピノ・ノワールを、災い転じて福となす的に作ったブラン・ド・ノワール、つまり黒ブドウから作った白ワインです。 これがまた、貴腐のふくよかな甘さとピノの酸味が相まってとても美味しい。 こういうのはフランスには無いかな。そしてこいつがどんな日本食ともぴったり合うんだな〜
貴彦さんの話は分かり易くて、どうやってブドウをコントロールして味を整えていくかのイメージが伝わってくる。試行錯誤の苦労と楽しみを楽しそうに話してくれるのがとても良かった。
収穫の時は是非手伝いに行こうと思ってます。